ワイヤー矯正中に器具が外れたらどうする?慌てないための正しい対処法
大人の矯正歯科2026/2/5
歯列矯正中に、ブラケットやワイヤーが外れてしまうことは決して珍しくありません。しかし、外れたまま放置してよいのか、すぐ受診すべきなのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 矯正器具が外れたときの正しい対処法を知っておくことで、口の中のトラブルや治療の遅れを防ぐことができます。 本コラムでは、矯正器具が外れた際の対応について、歯科の視点から丁寧に解説します。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
Contents
矯正器具は日常生活の中で
外れることがあります

ワイヤー矯正で使用する器具には、ブラケットやワイヤー、ゴム製の装置など、いくつかの種類があります。
これらの矯正器具は、日常生活の中で強い力が加わったときに、思いがけず外れてしまうことがあります。
たとえば、硬い食べ物を噛んだときや、無意識に歯を食いしばったとき、噛み方のクセが強く出たときなどが代表的です。
噛み方や力のかかり方は人それぞれ異なるため、どんなに注意していても「矯正器具が外れてしまう」というトラブルは、決して珍しいものではありません。
外れた器具を放置すると起こるリスク

外れた矯正器具をそのままにしておくと、口の中を傷つけてしまったり、矯正の力が正しく歯に伝わらなくなったりする恐れがあります。
そのため、矯正器具が外れたときは、できるだけ早く歯科医院を受診することが基本となります。
一方で、すぐに受診できない場合に備えて、ご自身でできる応急的な対処法を知っておくことも大切です。
「外れたかも?」と思ったときに
まず確認すること

硬いものを噛んだあとや、口の中に違和感を覚えたときには、まず鏡でお口の中を確認してみましょう。
ブラケットがぐらついていないか、ワイヤーが飛び出していないかをチェックすることで、トラブルに早く気づくことができます。
ブラケットが外れてしまった場合

ブラケットは、矯正器具の中でも比較的外れやすい装置です。硬い食べ物を噛んだ衝撃などで、歯から外れてしまうことがあります。
ワイヤーについたまま歯の上で動いている場合
矯正用ワックスを使い、ブラケットが動かないよう一時的に固定してください。
口の中を傷つけるのを防ぐことができます。
奥歯のブラケットが外れた場合
ブラケットが外れることでワイヤーの先端が浮き、頬や唇の内側を傷つけてしまうことがあります。
もしワイヤーの先端が当たって痛い場合は、矯正用ワックスを使って、ワイヤーが当たる部分を覆ってください。
直接粘膜に触れないようにすることで、傷を防ぐことができます。
ただし、無理にワイヤーを引っ張ったり、何度も折り曲げたりすることは避けましょう。
ワイヤーが折れてしまうと、矯正治療に影響が出る可能性があるため、ブラケットが頻繁に外れる場合は、無理に対処せず、歯科医師に相談しましょう。
ブラケットが歯から完全に外れてしまった場合
外れたブラケットを清潔にして保管してください。
状態によっては再利用できることもあります。
ワイヤーが外れたり
飛び出したりした場合

ワイヤーは強い力が加わると、ブラケットから外れたり、先端が飛び出したりすることがあります。
元の位置に戻せそうな場合は、無理のない範囲で差し込み直してみてください。
戻らない場合は、ワックスで飛び出した部分を覆い、口の中を傷つけないようにします。
どうしても痛みが強い場合には、医師に確認した上で、爪切りやニッパーなどで飛び出した部分だけを切断します。
切断したワイヤーを誤って飲み込まないよう、十分注意してください。
また、ブラケットとワイヤーを結んでいる細いワイヤーが外れることもあります。
その場合は、ようじや割り箸の先を使って、外れた部分をブラケットの横に押し込むことで戻せることがあります。うまく戻らない場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
パワーチェーンが外れてしまった場合

パワーチェーンはゴム製のため、外れたり切れたりすることがあります。
ブラブラしている場合は、ハサミで余分な部分を切り取ってください。
装着から2週間以上経っている場合は、そのままでも大きな問題にならないことが多いです。
ただし、装着直後に外れてしまった場合は、矯正効果が弱まる可能性があるため、早めに歯科医師へ相談しましょう。
奥歯のバンドが外れてしまった場合

奥歯のバンドは、奥歯をぐるっと一周囲む金属の輪のような装置で、ご自身で元に戻すのが難しいです。
放置すると、矯正の効果が出にくくなるだけでなく、虫歯のリスクが高まることもあります。
外れた、もしくは外れかかっている場合は、応急処置に頼らず、できるだけ早く歯科医院へ連絡してください。
セパレーターが外れてしまった場合

セパレーターは、奥歯と奥歯の間に一時的に入れる小さなゴム(上図の黄色いゴム)です。
治療が順調に進んでいる場合、自然に外れることがあります。
次回の診察まで数日であれば、そのまま様子を見ても問題ないことが多いです。
ただし、10日以上空く場合は、すき間が閉じてしまう可能性があるため、早めに歯科医院へ相談しましょう。
矯正器具が外れても落ち着いて
対応することが大切

どれだけ注意していても、矯正器具が絶対に外れないということはありません。
大切なのは、外れてしまったときに慌てず、口の中を傷つけないよう対応することです。
器具が元に戻らない場合や、痛み・違和感が強い場合には、自己判断で放置せず、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
当院では矯正の無料相談・検査を実施しております。
お気軽にご相談ください。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
当院はこれまで
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