歯並びが「引っ込んでいる気がする」…これっておかしいの?

歯科全般2026/1/26

歯並びというと「出っ歯」「口ゴボ」を気にする方が多いイメージですが、実は、「歯や口元が引っ込んで見える」というお悩みも、矯正相談でしばしば話題になります。本日は口元の引っ込みについてご説明します。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

歯並びが「引っ込んでいる」とはどんな状態?

一口に「引っ込んでいる」といっても、いくつかのパターンがあります。

  • 上の前歯が内側(舌側)に強く傾いている
  • 上下の前歯がどちらも内側寄りで、口元全体がへこんで見える
  • 顎そのものが後ろに位置していて、横顔が平たく見える
  • 過蓋咬合(かがいこうごう:噛み合わせが深い)で、下の歯がほとんど見えない

見た目としては、

  • 笑ったときに歯があまり見えない
  • 横顔で、鼻先とあごを結んだラインよりだいぶ内側に口元がある
  • 下ぶくれ・ほうれい線が強調されて老けて見えることがある

など、「出っ歯・口ゴボ」とは逆方向のバランスの崩れが起こっている状態です。

なぜ歯が引っ込んで見えるの?主な原因

1. 骨格的に上顎・下顎が後退している

生まれつきの骨格として、

  • 上顎や下顎が後ろ寄りについている
  • 顔全体として、下半分が引っ込んで見える

といったタイプの方もいらっしゃいます。

この場合、歯並び自体は一見きれいでも、
**顎が後ろにあるために「口元が引っ込んで見える」**ことがあります。

2. 歯が内側(舌側)に傾きすぎている

  • 前歯が強く内側に倒れ込んでいる
  • 歯列全体が「V字」「すぼんだアーチ」になっている

といったケースでは、
歯の位置の問題で、口元が引っ込んで見えることがあります。

これは、

  • 細い顎に歯を無理やり並べようとした
  • 過去の矯正で抜歯+歯の引き込みを強く行った
  • 舌をきちんと上あごにつけるクセが弱く、歯が内側に押されがち

など、歯列・舌癖・矯正歴が関係している場合もあります。

3. 過蓋咬合(かがいこうごう)や噛み合わせの問題

噛み合わせが深く、上の歯が下の歯を覆い隠しすぎていると、

  • 下の前歯がほとんど見えない
  • 下顎の動きが制限されて、あごが後ろに押し込まれたように見える

といった状態になり、
**「口元が引っ込み気味」「下半分が小さすぎる」**という印象につながることがあります。

4. 矯正治療後に「引っ込みすぎた」ケース

過去に矯正を受けている方の中には、

  • 抜歯して前歯をかなり引っ込めた
  • 口ゴボ改善を優先して、口元を強めに下げた

結果として、
**「今度は引っ込みすぎた気がする」「老けたように感じる」**と感じるケースもあります。

セカンドオピニオンでこうしたお悩みを相談される方も少なくありません。

歯が引っ込んでいることで起こりやすいお悩み

見た目・表情の印象

  • 無表情のときに、口元がやせて見える
  • 横顔が平たく、間延びした印象に感じる
  • ほうれい線や口角のシワが強調されやすい

「若々しさ」「ハリ」のイメージは、
実は歯や骨格と深く関係しているため、
引っ込みすぎている口元は、老け感につながる場合もあります。

噛みにくさ・発音のしづらさ

  • 噛む位置が安定せず、力が入れづらい
  • 前歯で食べ物を噛み切りにくい
  • サ行・タ行など、一部の発音がしづらい

など、機能面での不具合につながることもあります。

舌の位置・呼吸への影響

歯列が内側にすぼんでいると、
舌の置き場が狭くなり、

  • 舌が後方に下がりやすい
  • 口呼吸になりやすい
  • 睡眠時のいびき・浅い呼吸と関係することも

といった問題につながることもあります。

歯列矯正で「引っ込んだ歯並び」はどこまで改善できる?

1. 歯の位置・角度を整えることで前歯を「適正な位置」に

原因が主に歯の傾き・位置である場合、
矯正治療によって

  • 内側に倒れた歯を、理想的な角度に起こす
  • 歯列アーチ(U字型)を整え、すぼみを改善する

ことで、「引っ込んで見える口元」を自然な位置に近づけることが期待できます。

マウスピース矯正・ワイヤー矯正のどちらにも対応可能ですが、
「どこまで前に出すか」「横顔のバランスをどう整えるか」のコントロールが重要になります。

2. 骨格が大きく関わる場合は、限界もある

上顎・下顎そのものが後退している場合、
歯だけの矯正で改善できる範囲には限界があります。

軽度〜中等度であれば、

  • 歯の位置・傾きを調整することで、見た目の印象をある程度改善
  • 噛み合わせを整えて機能を安定させる

ことが可能なことも多いですが、
重度の骨格的問題では、外科矯正(顎の手術)との併用が必要になるケースもあります。

「もっと前に出したい」と思ったときの注意点

1. 出しすぎると「口ゴボ」「出っ歯」側の悩みに転ぶことも

「引っ込んでいるのが嫌だから、とにかく前に出したい」と考えてしまうと、

  • 口元が前に出すぎて口ゴボになる
  • 唇が閉じにくくなる
  • 噛み合わせが不安定になる

といった、新たな悩みを生むことになります。

横顔・正面・噛み合わせのバランスをトータルで見て、
「ちょうどいい位置」を探すことが大切
です。

2. SNSの「理想の横顔イラスト」を鵜呑みにしない

ネットやSNSには、

  • Eライン(鼻先とあごを結んだ線)の基準
  • 「このラインに収まっていれば美人」

などの情報も多く出回っていますが、
骨格・鼻の形・顔全体のバランスは一人ひとり違います。

他人の基準をそのまま自分に当てはめるのではなく、
「自分の顔にとって自然で、機能的にも安定した位置」を目指すことが大切です。

河合歯科矯正歯科での診断とご相談

河合歯科矯正歯科では、

  • 正面・横顔の写真
  • レントゲン・CTなどの精密検査
  • 噛み合わせ・舌の位置・口元のバランスのチェック

を行い、

  • 「歯が引っ込んで見える」原因がどこにあるのか
    (歯だけ/骨格/噛み合わせ/以前の矯正の影響など)
  • 矯正でどこまで改善が期待できるのか
  • マウスピース矯正・ワイヤー矯正のどちらが向いていそうか

を、わかりやすくご説明します。

「今より少しだけ前に出したい」
「横顔のバランスを整えたい」
「以前の矯正後の仕上がりにモヤモヤしている」

といったご相談も歓迎です。

まとめ:引っ込んだ歯並びも「バランス」を見ながら整えていく時代へ

  • 歯並びが「引っ込んでいる」お悩みは、
    見た目だけでなく、噛みやすさ・舌の位置・呼吸とも関わることがあります。
  • 原因は
    歯の傾き/歯列の幅/顎の骨格/過去の矯正 などさまざまで、
    どこをどの程度動かすのが良いかは、人によってまったく違います。

気になり始めた今が、
「自分の歯並び・口元をきちんと知る」良いタイミングかもしれません。

歯が引っ込んでいる感じや横顔の印象でお悩みの方は、
ぜひ一度、河合歯科矯正歯科のカウンセリングでご相談ください。

見た目・噛み合わせ・将来の歯の健康を含めて、
あなたにとっていちばん心地よい口元のバランスを、一緒に考えていきましょう。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

近隣で歯列矯正をご検討の方は
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