歯並び、もう手遅れ？と思ったら読んでほしいこと

歯並びが「手遅れかも」と感じる理由

以下のような不安から、「もう無理かもしれない」と感じる方が多いようです。

• 年齢の問題
  　→ 矯正は子どものうちにやるものだと思っていた
• 歯の状態
  　→ 歯が欠けていたり、抜けている歯がある
• 長年のコンプレックス
  　→ 何十年も放置してしまっていた
• 金銭的・時間的な負担への不安
  　→ 費用や通院の手間がかかるのではないかと心配

大人になると治療が難しくなる症例とは？

基本的に、大人でも矯正は可能ですが、いくつかのケースでは治療が複雑化したり、選択肢が限られてしまう場合もあります。以下に該当する方は、事前にしっかりと診断・相談を行うことが大切です。

1. 重度の歯周病を抱えている場合

歯周病は歯を支える骨（歯槽骨）を破壊してしまう病気です。矯正は歯に力をかけて動かす治療なので、土台が弱いと歯がうまく動かず、リスクが高くなります。

• 骨の吸収が進んでいると、歯の移動に制限が出る
• 歯のグラつきがひどい場合は矯正自体が難しい
• 歯周治療を優先的に行い、状態が安定してから矯正を検討する必要がある

2. すでに歯が複数本失われているケース

抜けた歯の隙間をそのままにしていると、周囲の歯が傾いたり、噛み合わせが大きくズレてしまっていることがあります。このような場合、次のような対応が求められます。

• 傾いた歯を起こす「アップライト」といった矯正技術が必要になることも
• 欠損部分にインプラントやブリッジ補綴を組み合わせる必要がある
• 総合的な治療計画が求められ、治療期間や費用が増加する傾向

3. 顎関節症を併発している場合

顎の関節に痛み・音・違和感がある場合、噛み合わせの調整がより慎重に求められます。

• 無理に歯を動かすことで症状が悪化する可能性
• 矯正中も定期的に関節の状態をチェックする必要あり
• 顎関節に優しい矯正方法（例：マウスピース矯正）を選択することが多い

4. 極端な骨格的問題を伴う不正咬合

上下の顎の骨格的なズレ（例：上顎前突・下顎後退など）が大きい場合、大人では骨の成長による矯正ができないため、外科手術（外科的矯正）を併用する必要があるケースもあります。

• 特に「骨格性の受け口（下顎前突）」などは手術の適応になることも
• 精密な検査と専門的な治療体制が必要

実際には「手遅れ」ではないケースがほとんど

現代の矯正治療は進化しており、大人になってから矯正を始める方がとても増えています。河合歯科矯正歯科でも、40代・50代で矯正を始められる患者さまが珍しくありません。

• マウスピース矯正（インビザラインなど）で目立たず矯正できる
• 噛み合わせや歯列のバランスを整えることで、将来的な歯のトラブル予防にもつながる
• 軽度なケースであれば、比較的短期間・低負担での治療も可能

年齢に関係なく矯正が可能な理由

歯は年齢を問わず、適切な力を加えれば動きます。また、大人は成長が止まっているため、治療計画が立てやすいというメリットも。

ただし以下の点には注意が必要です。

• 歯周病や虫歯の状態を事前にチェックする必要がある
• 歯がない部分がある場合は補綴治療と矯正治療を組み合わせて行うことも

河合歯科矯正歯科では、一般歯科と連携しながら総合的に治療を進めていく体制が整っていますので、安心してご相談いただけます。

「手遅れかも」と悩む前に、まずはご相談を

見た目のコンプレックス、噛み合わせの不調、将来の健康不安など、歯並びの悩みは放置するほど深刻になっていくことがあります。「もう治せないかも…」と一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。

河合歯科矯正歯科では、無料相談も実施中。お一人おひとりの状態を丁寧に確認し、「今からでもできる治療」をわかりやすくご案内します

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