歯並びが原因で唾が飛ぶ？その理由とは

歯並びが悪いと唾が飛びやすくなる原因

発音時に舌が適切な位置に収まらない

正常な歯並びでは、発音時に舌が前歯や口蓋に自然に接触し、音が安定して出せます。しかし、前歯のすき間や出っ歯などがあると、舌の当たる位置がずれてしまうため、勢い余って唾液が飛びやすくなります。特に「サ行」「タ行」「パ行」などは空気や舌の動きが大きいため、影響が出やすいです。

口が閉じにくく、唾液がたまりやすい

出っ歯や開咬などで口がうまく閉じられない場合、口腔内が乾燥しやすくなる一方、唾液が溜まりやすくもなります。発声時や話す瞬間に、一気に唾液が飛び出してしまうことがあるのです。無意識のうちに「口呼吸」になっている人も多く、さらに乾燥・唾の飛散の悪循環を招きます。

舌の位置異常や動きのクセがある

舌癖（ぜつへき）と呼ばれる、舌を前に押し出す・上下の歯の間から出すなどの癖があると、発音のたびに舌の動きが大きくなり、唾が飛びやすくなります。これは、歯並びの乱れが舌の動きに影響を与えているケースもあれば、舌の使い方のクセが歯並びを悪化させているケースもあります。

すきっ歯や歯の傾斜で空気が漏れやすい

前歯のすき間（正中離開）や、前歯が外側や内側に倒れている場合、発音時に空気の通り道が不自然になります。その結果、唾液が気流に乗って飛散しやすくなってしまうのです。特に、「ス」「ツ」などの音は空気が歯の隙間を抜けるように発音するため、歯並びが大きく影響します。

歯並びが唾の飛びやすさに与える影響

歯並びの乱れがあると、以下のような原因で唾が飛びやすくなります。

1. 前歯が前に出ている（出っ歯）

前歯が前に突出していると、息の流れが正面に集中し、発音時の空気が唾液を巻き込みやすくなります。

2. すきっ歯（空隙歯列）

前歯の間に隙間があると、息が隙間から漏れて不規則な空気の流れが生まれます。これにより、唾が飛びやすくなる傾向があります。

3. 噛み合わせのズレ

上下の歯の中心（正中）が合っていない場合や、片側だけで噛むクセがあると、口腔内のバランスが崩れて舌や唇の動きも不安定になります。

4. 舌癖・低位舌との関係

歯並びの乱れが原因で舌の位置が下がりすぎていると、話すたびに唾液が前方に押し出されやすくなります。

唾が飛びやすい方の特徴と歯並びチェック

• 会話中に相手から距離を取られやすい
• 録音した自分の声がこもって聞こえる
• 口呼吸が多く、無意識に舌が下がっている
• 発音がしづらい、滑舌が悪いと感じる

これらに該当する場合、歯並びや噛み合わせの問題が背景にあるかもしれません。

矯正治療で改善できること

河合歯科矯正歯科では、見た目だけでなく「機能面」も重視した矯正治療を行っています。唾が飛びやすい方には、以下のような改善が期待できます。

• 歯並びを整えることで空気の流れをコントロールしやすくなる
• 舌の正しい位置を誘導できるため、唾液の動きも自然に
• 発音がクリアになり、人前で話すことに自信がつく

まとめ：唾が飛ぶお悩み、歯並びから見直してみませんか？

「唾が飛んで恥ずかしい」「会話中に気を遣う」というお悩みの背景には、歯並びの影響が潜んでいることも。気になる方は、ぜひ一度、矯正専門医による精密な診断を受けてみましょう。

河合歯科矯正歯科では、お子さまから大人の方まで幅広い世代に対応した矯正治療を提供しています。無料カウンセリングも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

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