似ているようでまったく違う?マウスピース矯正とナイトガードの違い
大人の矯正歯科2025/11/5
「どちらも透明なマウスピースだから同じようなもの?」 そう思っている方は意外と多いかもしれません。 けれど、マウスピース矯正とナイトガードは目的も仕組みもまったく別物です。 今回はこの2つの違いを、専門的な視点から分かりやすくご紹介します。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置(アライナー)を使って、歯の位置そのものを少しずつ動かす矯正治療です。
装置を1〜2週間ごとに交換し、段階的に歯を理想の位置へ移動させていきます。代表的なものは「インビザライン」などで、歯の動きをコンピューターで精密に設計するのが特徴です。
つまり、マウスピース矯正の役割は「歯を動かすこと」。
この「動かす設計」がされているかどうかが、ナイトガードとの決定的な違いになります。
ナイトガードとは?

ナイトガードは、歯を動かすことを目的としていない装置です。主な目的は「就寝中の歯ぎしりや食いしばりから歯を守る」「顎関節や筋肉への負担を軽減する」といった“保護”の役割です。
ナイトガードは少し厚みがあり、噛み合わせを安定させるよう作られています。
そのため、歯の動きをコントロールする設計は一切ありません。
見た目は似ていても、設計は正反対

どちらも「透明で歯にフィットするマウスピース」という点では似ていますが、設計の考え方はまったく逆です。
マウスピース矯正は、歯を理想の位置へ動かすために力をかける設計。
一方で、ナイトガードは歯や顎にかかる力を逃がして守るための構造です。
そのため、ナイトガードを装着しても歯並びが良くなることはありません。
また、マウスピース矯正用の装置をナイトガード代わりに使うこともできません。
歯ぎしりが強い方は要注意

実は、歯ぎしりが強い方がマウスピース矯正を始める場合、装置が破損してしまうことがあります。
そういったケースでは、ナイトガードで噛み合わせを安定させてから矯正を始めることもあります。
歯ぎしりや顎の緊張をコントロールすることは、矯正治療をスムーズに進めるためにも大切な準備です。
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当院では、歯ぎしりの有無や顎の状態をしっかり診断したうえで、マウスピース矯正を始めても問題ないか丁寧に診断します。
「今の自分に合っているのはどちらなのか知りたい」
「ナイトガードを使っているけど矯正も気になる」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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