歯列矯正の効果が高まる食事とは?~代謝を高める食習慣~

大人の矯正歯科2025/10/6

歯列矯正では、歯に力を加えることで、歯の周囲の骨が少しずつ吸収・再生され、歯が移動していきます。この骨の代謝サイクルがスムーズに行われるほど、矯正の効果が出やすく、治療期間の短縮も期待できます。そこで本日は、代謝が高まる食習慣についてご紹介します。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

骨代謝と歯列矯正の関係

歯は「歯根膜(しこんまく)」という薄い膜を介して骨に支えられています。矯正治療ではこの歯根膜に力を加え、一方で骨を溶かす「破骨細胞」、もう一方で骨を作る「骨芽細胞」が働くことで、骨のリモデリング(再構築)が起こります。

この骨代謝の活性は、栄養状態・ホルモン・血流・年齢・運動・睡眠など、さまざまな要因に左右されますが、特に代謝を助ける栄養素をしっかり摂ることは、矯正治療中の体のサポートに欠かせません。

歯列矯正中に摂りたい「代謝を助ける栄養素」

以下の栄養素は、骨の代謝を助けたり、組織の回復を促すのに役立ちます。

1. タンパク質

歯や骨、筋肉、皮膚など、体のあらゆる組織の材料。矯正中は歯茎などにも負担がかかるため、組織修復に必須です。

おすすめ食品:鶏むね肉、豆腐、納豆、卵、ヨーグルト、ツナ缶 など

2. ビタミンD

カルシウムの吸収を促進し、骨の再生をサポート。日光を浴びることで体内でも合成されます。

おすすめ食品:鮭、サバ、イワシ、きのこ類(特に干ししいたけ)

3. カルシウム

言わずと知れた骨の主要成分。歯や骨の形成に欠かせません。

おすすめ食品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、小松菜、ひじき

4. ビタミンK

骨にカルシウムを定着させる作用があり、骨密度を高める働きも。

おすすめ食品:納豆、ほうれん草、ブロッコリー、海藻類

5. マグネシウム・亜鉛

細胞の再生や骨の形成を助け、矯正治療のスムーズな経過を後押しします。

おすすめ食品:ナッツ、雑穀、アボカド、牡蠣、レバー

食べ方の工夫もポイント

やわらかめの調理を心がける:矯正中は歯に圧がかかって痛みが出ることも。煮込み料理やスープ、蒸し野菜がおすすめです。

朝食をしっかり食べる:朝食を抜くと代謝が上がらず、骨のリズムが乱れがちに。

間食はビタミン・ミネラル豊富なものに:おやつには素焼きナッツ、チーズ、ゆで卵などを選ぶと◎。

注意!控えたい食べ物

  • 糖質が多く粘着性の高いお菓子(キャラメル・グミなど)
  • 硬すぎるもの(せんべい、ナッツ類)
  • 酸性の強い飲料(炭酸飲料・スポーツドリンク)

これらは虫歯や装置の破損につながる可能性があるため、控えるか食べ方に注意しましょう。

矯正の成果を引き出すために、内側からのケアを

歯列矯正の成功は、装置の性能や医師の技術だけではなく、患者さんの生活習慣にも左右されます。とくに40代以降の方や、治療期間を短縮したいと考えている方は、「体の内側からの矯正サポート」として食事を見直してみるのも一つの手です。

河合歯科矯正歯科では、矯正中の生活習慣や食事についてのご相談も承っております。「どうせなら矯正を効果的に進めたい」「体のことも気になる」という方は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。

地域最安級19.8万円~

詳しくはこちら

スマホサイトは
こちら