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「もうこの年齢で矯正なんて…」そう思っていませんか?
「もうこの年齢で矯正なんて…」そう思っていませんか?実は、60代になってから矯正治療を始める方も少なくありません。60代からの矯正は、「美しさ」だけではなく「歯の健康寿命を延ばす」という観点で考えられるようになっています。今回は、60代の矯正治療について、メリット・注意点・治療法などを詳しくご紹介します。
60代のお口の中の特徴と課題

60代になると、以下のような口腔内の変化が見られるようになります。
歯周病が進行していることが多い
60代の約8割が歯周病の兆候があるとも言われています。歯ぐきの腫れや出血、歯の動揺などが見られることもあります。
歯の欠損があるケースも
過去に歯を失って部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどの補綴治療をしている方も多くいます。
噛み合わせの崩れ
長年の生活習慣や歯の欠損により、上下の噛み合わせがズレてしまっていることがあります。
顎の骨の吸収
加齢により顎の骨量が減り、歯を動かす際の骨の反応がゆるやかになります。
これらの特徴から、「見た目を整える矯正」ではなく「口腔機能を整える矯正」へと目的が変化していくのが60代の矯正の大きな特徴です。
60代で矯正するメリット

入れ歯やインプラント治療の下準備になる
歯列を整えることで、将来的な補綴治療(インプラント・入れ歯など)をより安定的に行うことができます。
噛み合わせの負担を減らせる
偏った噛み方で一部の歯に大きな負荷がかかっている場合、歯列を整えることで負担を分散できます。
清掃しやすくなり、歯の寿命が延びる
でこぼこの歯列を整えることで、歯磨きがしやすくなり、歯周病や虫歯予防にもつながります。
表情が明るく若々しくなる
口元の印象が変わり、自然と笑顔が増える方も。人と接する仕事をされている方にも好評です。
60代におすすめの矯正方法
マウスピース矯正
透明で目立たず、取り外しができるため、清掃性に優れています。
通院頻度も少なめなため、お仕事や趣味でお忙しい方にもおすすめです。
【60代におけるメリット】
- 目立ちにくく心理的ハードルが低い
- 清掃しやすく、歯周病リスクに配慮できる
- 金属アレルギーの心配がない
- 矯正後にインプラントを計画されている方にも導入しやすい
ただし、歯周病が進行している場合や、歯の移動量が大きい症例では適応外となることもあります。
ワイヤー矯正
細かく正確な歯の移動ができるため、複雑な噛み合わせの改善や歯の傾きの補正にも適しています。60代でも、歯ぐきの状態や骨の状態が良好であれば十分適応可能です。
【60代におけるメリット】
- より多くの症例に対応可能
- 歯を精密に動かすことができる
- 医師の管理のもとで確実に歯が動かせる
60代の矯正で気をつけること
歯周病のコントロールが前提
矯正前に歯周病治療をしっかり行い、歯ぐきの炎症をおさえた上で矯正を開始する必要があります。
治療計画は柔軟に
歯の欠損や被せ物、インプラントがある場合は、それらを考慮した綿密な治療計画が必要です。歯科医師との相談を重ねて進めましょう。
矯正期間がやや長めになる可能性
骨代謝がゆるやかなため、歯の動きが若年層よりゆっくりです。ただし、急がずじっくりと取り組むことで確実な結果が得られます。
人生100年時代、60代は「まだまだ現役」

歯の健康は、体全体の健康と大きく関係しています。しっかり噛める、きれいに磨ける、笑顔になれる――これらは60代以降の人生を充実させる大切な要素です。
河合歯科矯正歯科では、高齢の方にも安心して治療を受けていただける体制を整えています。初回の検査・カウンセリングは無料で行っておりますので、「私の年齢でも大丈夫かしら?」という方もぜひお気軽にご相談ください。
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科





当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
症例写真








カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。
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