
ワイヤー矯正中になぜ耳が痛くなる?その原因と対策法
大人の矯正歯科2025/6/16
ワイヤー矯正を始めてしばらくすると、「耳のあたりに違和感がある」「耳が痛む」と感じる患者さんがいらっしゃいます。実は、歯の矯正と耳の痛みには意外なつながりがあります。今回は、矯正中の耳の痛みの原因と、その対策について詳しく解説します。
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科
Contents
耳の痛みの主な原因とは?

顎関節への負担
歯並びを整える過程では、歯だけでなく顎の位置や噛み合わせも変化します。その結果、顎関節(耳のすぐ前にある関節)に一時的に負担がかかることがあり、それが耳の奥の痛みとして感じられることがあります。
筋肉の緊張とコリ
噛み合わせが変わると、咀嚼筋(そしゃくきん)と呼ばれる噛むための筋肉のバランスも変わります。この筋肉の緊張やコリが耳の周囲にまで影響し、痛みや違和感の原因になることがあります。
中耳との関連
耳と顎は解剖学的に近い位置にあり、顎の動きや筋肉の影響が中耳にも波及することがあります。特に耳管(じかん)と呼ばれる通路は、顎の動きによって開閉されているため、歯列矯正中の変化によって耳の圧迫感や痛みを感じることもあります。
痛みを感じたときの対策法

まずは担当医に相談
耳の痛みが矯正によるものかどうかを正しく判断するためには、矯正歯科の担当医に相談することが大切です。必要に応じて、矯正装置の調整や噛み合わせの再確認を行ってくれます。
顎に優しい生活を心がける
顎関節に優しい生活習慣を心がけましょう。固いものや粘着性のある食べ物は避け、顎に負担をかけすぎないよう注意しましょう。また、口を大きく開けすぎないよう意識することもポイントです。
温めて筋肉をほぐす
耳のまわりや顎の筋肉が緊張している場合は、蒸しタオルなどで温めることで血行がよくなり、痛みが和らぐことがあります。リラックスできる環境を整えることも大切です。
必要に応じて耳鼻科を受診
耳の痛みが続く、または強い場合は耳鼻科を受診しましょう。中耳炎や他の耳の疾患の可能性も考えられます。自己判断せず、医師の診断を受けることが安心です。
耳の痛みが不安な方は
マウスピース矯正がおすすめ

耳の痛みの原因の多くは、強い矯正力や固定装置による顎への負担によるものです。その点、マウスピース矯正は、比較的やさしい力で少しずつ歯を動かすため、顎関節や周囲の筋肉への影響が少ない傾向があります。また、装置の取り外しが可能なため、痛みや違和感を感じたときに一時的に外すことで負担を軽減できるのも安心材料の一つです。
当院では無料の矯正カウンセリングを実施しています。ご興味ある方はお気軽にご予約ください。
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