「バイトランプ」ってなに?マウスピース矯正で使う理由とは?

大人の矯正歯科2025/6/2

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

バイトランプとは?

バイトランプとは、マウスピース矯正で使用される3mm程度の小さな突起(ふくらみ)のことです。後部咬合ランプと呼ばれます。主に前歯の裏側に設置され、過蓋咬合(かみ合わせが深すぎる状態)の治療で前歯を引っ込める動きを補助するために使います。

バイトランプの効果とは?

マウスピース矯正では、歯を少しずつ動かして理想的な位置へ整えていきます。なかでも奥歯のかみ合わせを改善したい場合には、前歯の裏にバイトランプをつけて「前歯で噛ませ、奥歯を一時的に浮かせる」状態をつくることがあります。

これによって、歯の移動がスムーズになり、次のような効果が期待できます。

  • 奥歯を動かすためのスペースができる
  • 深いかみ合わせ(過蓋咬合)を改善できる
  • 前歯にかかる負担を軽減できる

違和感や痛みはあるの?

装着当初は「喋りづらい」「食べにくい」といった違和感を覚えることがありますが、多くの方が数日から1週間ほどで慣れていきます。
もし強い痛みがある場合や、違和感が長引くようであれば、早めに担当医に相談しましょう。

バイトランプは全員に必要なの?

バイトランプは、すべての方に必要なわけではありません。かみ合わせの状態や治療計画に応じて必要かどうかが判断されます。「自分は必要なの?」「なぜついているの?」と疑問に感じたら、遠慮なく担当医に確認してみてください。

バイトランプとアタッチメントの違い

「バイトランプ」と「アタッチメント」はどちらもマウスピース矯正の効果を高めるための補助装置ですが、目的も設置場所も役割も異なります。

目的

バイトランプ

噛み合わせをコントロールし、奥歯を一時的に浮かせるなどして歯の動きを助ける

アタッチメント

歯にかかる力をコントロールし、効率よく歯を動かすための支点となる

設置場所

バイトランプ

主に上の前歯の裏側

アタッチメント

動かしたい歯の表面(前歯・奥歯問わず)

形状

バイトランプ

小さな突起状(ふくらみ)

アタッチメント

歯の表面に貼りつけた小さな突起(さまざまな形がある)

素材

バイトランプ

プラスチックなどの硬い素材(マウスピースに付いていることも)

アタッチメント

虫歯治療でも使用する歯科用樹脂

装着目的の例

バイトランプ

・過蓋咬合(かみ合わせが深すぎる状態)の改善
・奥歯の移動スペースの確保

アタッチメント

・歯を回転させたい
・傾きを修正したい
・スムーズに移動させたい

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バイトランプは、マウスピース矯正をより効果的に進めるためのサポート装置のひとつです。見た目にはほとんど目立たず、治療の精度を高めてくれる頼もしい存在でもあります。慣れてしまえば日常生活にも支障は少なく、不安に感じる必要はありません。
もしマウスピース矯正について気になることがあれば、まずは無料相談で現在の歯並びやかみ合わせの状態を確認してみませんか?

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

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