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横向き寝がもたらす
持続的外力に注意

寝ている間の姿勢は、自分では気づかないうちに長時間同じ体勢が続きがちです。中でも「横向き寝」は、頭の重さや筋肉の力が頬やあごの片側に偏ってかかりやすくなります。このような力が、毎日何時間も続くことで、少しずつ歯やあごのバランスに影響を与えてしまうことがあるのです。
この外力は、歯列矯正において歯を動かすために意図的に加える矯正力に比べると微弱ではありますが、数時間×毎日の積み重ねによって少しずつ骨や歯に変化を与えていく可能性があります。
横向き寝によって起こる
お口のトラブル
奥歯が内側に倒れて、歯並びが狭くなる
横向きで寝ていると、枕にあたるほっぺたが長時間押されます。これが原因で、奥歯に「内側に倒れ込む力」がかかりやすくなります。この状態が続くと、歯のアーチ(歯列)が狭くなったり、かみ合わせにズレが生じたりすることがあります。
あごの位置が少しズレてしまう
いつも同じ側を下にして寝ていると、あごの関節にかかる力が左右で偏ってきます。これにより、あごの位置が少しずつズレてきて、かみ合わせのバランスがくずれてしまうこともあります。長く続けば、顔の左右差につながるケースもあります。
一部の歯だけがすり減ってしまう
横向き寝に加えて、歯ぎしりや食いしばりのくせがあると、特定の歯にだけ力が集中してしまいます。これが原因で、片側の歯がすり減り、歯の高さに左右差が出たり、かみ合わせが低くなってあごに痛みが出たりすることもあります。
横向き寝の力のかかり方と
“骨の変化”の関係

歯やあごの骨は「力」によって反応します。力がかかる場所では骨が減ったり、逆にかからない場所では骨が保たれたり増えたりします。これは矯正治療の仕組みと同じです。ですが、横向き寝のように無意識で一方向から力がかかる場合、意図せずに歯や骨に偏った変化が起こる可能性があります。
今すぐできる予防と
改善のポイント

基本の寝姿勢は“仰向け”に
あおむけで寝ることで、顔やあごにかかる力を左右均等にできます。いきなり習慣を変えるのが難しい場合は、横向きを左右交互にすることから始めても効果的です。
枕やマットレスを見直す
高すぎる枕や、沈み込みすぎるベッドは、あごのズレや口が開いた状態を引き起こす原因になります。あごと首の角度が自然に保てる寝具を選びましょう。
日中の“クセ”にも注意
「頬づえ」「片方だけで噛むクセ」「うつ伏せでスマホや読書」これらもあごや歯並びのズレにつながる要因です。寝姿勢とあわせて、日頃のクセにも気をつけてみてください。
歯並びやかみ合わせに違和感があればお早めにご相談ください

「まさか寝姿勢で歯並びが変わるなんて…」と驚かれる方も多いですが、矯正治療の現場では、生活習慣が原因と思われる咬み合わせの乱れを目にすることがあります。
当院では、そうした生活習慣まで含めた丁寧なカウンセリングを行い、患者様一人ひとりに合わせた矯正治療をご提案しています。特にマウスピース矯正は、力のかかり方を細かく調整できるため、寝姿勢の影響を受けやすい方にもおすすめです。歯並びやかみ合わせで気になることがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科





当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
症例写真








カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。
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