スマホ世代に急増中?前歯が出てくる“現代病”に要注意

大人の矯正歯科2025/5/12

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

スマホが原因?
“出っ歯”に悩む若年層

近年、10代〜30代を中心に「出っ歯になってきた」「口が閉じにくい」といった相談が増加しています。その背景には、“姿勢の悪化”が深く関係しています。
スマートフォンやタブレットを長時間使用することで、頭部が前に出た「ストレートネック」や「猫背」が定着しやすくなり、顎や口元の位置に悪影響を及ぼしているのです。

姿勢と不正咬合の知られざる関係

私たちの顎の位置は、頭・首・背骨のバランスのうえに成り立っています。姿勢が崩れると、舌が下がり、口呼吸になりやすくなります。その結果、前歯に前方への力がかかりやすくなり、不正咬合(悪い歯並び)につながることがあります。

・上顎前突(出っ歯)

・開咬(奥歯が噛んでも前歯が閉じない)

・下顎後退(顎が小さく見える)

これらは単なる見た目の問題にとどまらず、発音や咀嚼機能、さらには顎関節症やいびきの原因にもなりかねません。

現代人に増えている
「低位舌」にも要注意

不正咬合(悪い歯並び)と関連の深いもう一つの要素が、「低位舌(ていいぜつ)」です。これは舌が本来あるべき上あごに接しておらず、常に下に落ちた位置にある状態を指します。
猫背やストレートネックにより舌の位置が崩れると、前歯を内側から支える力が弱まり、外からの力で前に押し出されやすくなります。

“スマホ口元”にならないために
できること

すでに不正咬合(悪い歯並び)が見られる場合は、矯正治療が必要になることもありますが、早期であれば姿勢の見直しが予防に効果的です。

たとえば…

・スマホを目線の高さに持って使用する

・長時間のうつむき姿勢を避け、30分に一度は首や肩を伸ばす

・口呼吸ではなく、鼻呼吸を意識する

・舌を「上あご」に正しく当てる“舌位”を保つ

このような日常の小さな意識が、将来的な歯並びや顔貌の変化を防ぐことにもつながります。

矯正治療×姿勢改善で根本アプローチ

姿勢由来の不正咬合(悪い歯並び)は、歯列を整えるだけでは根本解決に至りません。矯正治療と並行して、正しい姿勢・舌の位置・呼吸の癖を整えることが、長期的な安定と後戻り防止につながります。必要に応じて、姿勢専門の医療機関との連携や、MFT(口腔筋機能療法)などのトレーニングを取り入れることもあります。

気になる方は当院にご相談ください

姿勢が原因の不正咬合(悪い歯並び)は、自覚しづらいまま進行することもあります。「前歯が出てきた気がする」「横顔の印象が変わった」と感じる方は、早めにご相談ください。スマホが手放せない現代だからこそ、日々の姿勢や舌の使い方が、将来の口元や健康に大きな影響を与えることを意識しておきたいですね。


このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,275件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

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費用補足:
治療開始前の適応検査・治療プラン提案費として、別途3,150円が必要です。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

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