マウスピース矯正はどうして上下ともやらないといけないの?
大人の矯正歯科2026/2/4
「前歯のガタつきが気になるだけなのに、 なぜ上下両方のマウスピースが必要なんですか?」 マウスピース矯正のご相談で、とてもよくいただく質問です。 見た目として気になっているのは上の歯だけ。 それなのに「上下とも矯正が必要」と言われると、 戸惑いや疑問を感じるのも無理はありません。 このコラムでは、 なぜマウスピース矯正は上下セットで行うことが多いのかを、 できるだけ分かりやすく解説します。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
Contents
歯並びは「上下セット」で
成り立っています

歯は1本1本が独立して動いているわけではありません。
上下の歯は、噛み合わせという関係性の中でバランスを取り合っています。
そのため、上の歯だけを動かすと、次のような問題が起こる可能性があります。
- 下の歯と噛み合わなくなる
- 動かした歯が元の位置に戻ろうとする
- 見た目は整っても噛みにくくなる
マウスピース矯正は、見た目だけでなく噛み合わせまで含めて安定させることを目的としているため、上下を一緒に整えるという考え方が基本になります。
「上の歯だけ動かす」と
何が起こるの?

たとえば、上の前歯をきれいに並べたとします。すると今度は、下の歯が「今まで通りの位置」にあるため、噛み合わせにズレが生じることがあります。
この状態が続くと、以下のような長期的なトラブルにつながることもあります。
- 特定の歯にだけ強い力がかかる
- 歯がすり減りやすくなる
- 顎に負担がかかる
マウスピース矯正は歯を並べるだけ
の治療ではありません

マウスピース矯正は、単に歯をきれいに並べる治療ではなく、以下の3点まで考えて設計されます。
- 噛み合わせ
- 歯にかかる力のバランス
- 矯正後も安定する歯の位置
そのため、見た目として動かす量が少ない下の歯でも、位置を微調整したり、上の歯と正しく噛み合うように支えたりする役割を担っていることが多いのです。
「下の歯は全然気にならないのに」
という場合でも

「下の歯はまっすぐだし、特に問題ないと思う」そう感じる方も少なくありません。
ただ実際には、
- わずかな傾き
- 目では分かりにくいズレ
- 噛み合わせ上の細かな調整
が必要なケースも多くあります。
マウスピース矯正では、こうした自覚しにくいズレも含めて整えることで、仕上がりの美しさと治療後の安定性を高めています。
上下両方やる=大きく動かす
ではありません

上下矯正と聞くと、「下の歯も大きく動かされるのでは?」と不安になる方もいらっしゃいます。しかし実際には、「上の歯をメインで動かし、下の歯は微調整のみ」という治療設計も多くあります。
上下ともにマウスピースを作るのは、大きく動かすためではなく、全体のバランスを取るためと考えていただくと分かりやすいでしょう。
上下を一緒に整えるのは
きれいに終わらせるため

マウスピース矯正で上下とも治療を行うのは、次の3つを同時に叶えるためです。
- 見た目を整えるため
- 噛み合わせを守るため
- 矯正後に後戻りしにくくするため
「気になっているのは上の歯だけなのに…」と感じた時こそ、長く安心して使える歯並びをつくるための治療だと知っていただければと思います。
歯並びの状態によって、どこまで動かす必要があるのか、上下それぞれがどんな役割を持つのかは異なります。少しでも疑問や不安があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
症例写真
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。
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