矯正中の虫歯って、どこに・どんな時にできるの?

大人の矯正歯科2026/2/4

矯正中の虫歯って、どこに・どんな時にできるの? 矯正治療中、 「毎日しっかり歯を磨いているのに、虫歯ができてしまった」 という声を耳にすることがあります。 実は、矯正中の虫歯には できやすい“場所”と“タイミング”があることをご存じでしょうか。 しかもその多くは、 ご本人が気づきにくい=自覚しにくい場所に起こります。 このコラムでは、 矯正治療中に虫歯ができやすい理由と注意すべきポイントを、 歯科の視点から分かりやすく解説します。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

なぜ矯正中は虫歯リスクが上がるのか

ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置が付きます。この装置があることで、普段と同じような歯磨きが難しくなります。

ブラケットの周囲は歯ブラシが届きにくく、どうしても磨き残しが生じやすくなるため、結果として虫歯のリスクが高くなります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正では、糖分を含むジュースや飲み物をマウスピースを装着したまま飲む、または飲食後に歯磨きをせずに再装着することで虫歯になることがあります。

この状態では、歯とマウスピースの間に糖分が残ったまま密閉されてしまいます。
通常であれば、唾液が糖分を洗い流してくれますが、マウスピースを装着していると唾液が行き渡りにくく、虫歯ができやすい環境になってしまいます。

矯正中の虫歯ができやすい場所5選

①ブラケットやアタッチメントのすぐ周り

装置の周囲は、「歯ブラシが当たりにくい」「プラーク(歯垢)が溜まりやすい」にもかかわらず、見た目では汚れに気づきにくい場所です。

②歯と歯ぐきの境目

矯正中は歯が動くことで、これまで歯ぐきに隠れていた部分が露出することがあります。
この部分はエナメル質が薄く、しみる症状が出ても知覚過敏と勘違いされやすいため、虫歯の発見が遅れがちです。

③歯と歯の間(特に奥歯)

歯と歯の間は、もともと虫歯になりやすい場所ですが、矯正中はさらに注意が必要です。
歯が動く過程で一時的に隙間ができたり、フロスが通しにくくなる時期があるため、汚れが残りやすくなります。

④ 奥歯の噛む面の溝

矯正装置が前歯についていると、「奥歯は関係ない」と思われがちですが、実は逆です。
矯正を理由に奥歯のケアが疎かになると、噛む面の細かい溝に汚れが溜まり、虫歯が進行しやすくなります。

⑤歯の表面全体

マウスピース矯正では、飲食後に歯磨きやうがいをせずに装着すると、マウスピース内に糖分が残ります。その結果、歯の表面全体が虫歯になりやすい状態になってしまいます。

矯正中の虫歯は
気づいた時には進んでいる

矯正中の虫歯には、次のような特徴があります。

  • 痛みが出にくい
  • 見えにくい
  • 矯正による違和感と区別しづらい

そのため、「定期的に通院しているから大丈夫」と思っていても、セルフケアが不十分だと虫歯は静かに進行してしまいます。

矯正中の虫歯を防ぐために
大切な3つの視点

①「磨いている」ではなく「磨けている」か

矯正中は、装置の影響で歯ブラシが届きにくい場所が必ず生まれます。
時間をかけて磨いていても、汚れが溜まりやすい場所を意識できていなければ、虫歯のリスクは下がりません。

② 装置の種類ごとのリスクを理解する

ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、虫歯ができやすいポイントが異なります。自分の装置の特徴と注意点を理解することで、より効果的なケアが可能になります。

③ 定期チェックは早期発見のために使う

定期チェックは、虫歯を完全に防ぐためのものではなく、早期に発見するための大切な機会です。矯正中の虫歯は自覚症状が出にくいため、プロのチェックを積極的に活用することが重要です。

矯正中の虫歯は「場所」と
「タイミング」を知れば防げます

矯正中の虫歯は、特別な人だけに起こるものではなく、誰にでも起こりうる構造的な問題です。

だからこそ、「どこにできやすいのか」「なぜ気づきにくいのか」を知ることが、矯正治療を成功させるための大切なポイントになります。

少しでも不安な症状があれば、「矯正中だから仕方ない」と自己判断せず、早めに歯科医院にご相談ください。

当院では矯正中に
クリーニングをおこないます

当院では、矯正治療中の虫歯リスクをできるだけ抑えるため、3か月に1回の通院タイミングで、無料のクリーニングを実施しています。

矯正中は、どうしてもセルフケアだけでは落としきれない汚れが溜まりやすく、特に装置の周囲や歯と歯の間は、虫歯の初期変化に気づきにくい部分です。

そのため当院では、定期的なクリーニングを通して、

  • 矯正装置周辺の汚れの除去
  • 磨き残しやすい部分のチェック
  • 虫歯や歯ぐきのトラブルの早期発見

を行い、矯正治療と並行してお口の健康を守ることを大切にしています。

「きちんと磨けているか不安」「矯正中の虫歯が心配」という方も、無理なく通いながらケアを続けていただける体制を整えていますので、安心してご相談ください。


このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。

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