寝方で歯並びは悪くなる?
歯科全般2026/1/19
「うつ伏せで寝ると歯並びが悪くなるって本当?」「横向きで寝るクセがあるけど大丈夫?」 SNSやテレビなどで「寝方と歯並びの関係」が話題になることが増え、心配されている方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、寝方と歯並びの関係についてご説明します。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
Contents
寝方と歯並びの関係とは?
歯並びは「骨格」「歯の大きさ」「舌や口のクセ」「噛み方」など、さまざまな要素が重なって決まります。その中のひとつとして、「長時間どの姿勢で過ごしているか」=寝方や姿勢も、力のかかり方という意味で無視できない要素です。
横になっている間、
- 頬や顎に枕・布団からの圧力がかかる
- 顎がどちらか一方にずれた状態で長時間キープされる
などが続くと、歯や顎の位置にじわじわと影響していく可能性があります。特に、まだ骨や歯が成長途中の子どもでは、その影響が出やすいことがあります。
こんな寝方は歯並び・噛み合わせに影響しやすい?

① うつ伏せ寝
うつ伏せ寝は、顔の片側または下側に強い圧力がかかる寝方です。
- 顎が片側に押しやられる
- 上下の顎がずれた状態で長時間固定される
- 頬や口元を押しつぶす形になる
こうした状態が習慣化すると、
顎の位置が少しずつずれたり、上下の噛み合わせに左右差が出てきたりする可能性があります。
特にお子さんの場合、成長途中の顎の骨が影響を受けやすいため、なるべく仰向け中心の寝方を意識したいところです。
② いつも同じ方向の横向き寝
横向きで寝ること自体が悪いわけではありませんが、「毎日ほぼ決まった片側を下にして寝ている」場合は注意が必要です。
- 片側の頬や顎に、寝ている間中ずっと圧力がかかる
- 顎が片方に寄った状態で固定される
- 上下の歯の当たり方に左右差が出る
こうした状態が長く続くと、
噛み合わせの左右差や、歯列の歪みにつながることがあります。
③ 顎を押しつけるクセがある寝方
- 手を枕にして、顎をぐっと乗せたまま寝てしまう
- 頬杖に近い姿勢で丸くなって眠る
といったクセがある場合も、顎関節や歯列に一方向から力がかかり続けるため、好ましくありません。日中の頬杖と同じように、長い年月をかけて少しずつ歯並びや顔のバランスに影響することがあります。
寝方だけで歯並びが決まるわけではありません
ここで大切なのは、「寝方=歯並びの全ての原因」ではないということです。
- 遺伝的な骨格・顎の大きさ
- 歯の大きさや本数
- 口呼吸・舌の位置・舌癖
- 噛み癖(片側噛み・食いしばり・歯ぎしり)
といった要素の方が、歯並び全体には大きく関わってきます。寝方はあくまで**“影響しうる一因”**であり、「うつ伏せで寝ていたから必ず歯並びが悪くなる」という単純なものではありません。
大切なのは、歯並びが気になるときに、「日中のクセ」「夜の寝方」「噛み方」も一緒に見直していくこと
です。
今日からできる「歯並びにやさしい寝方」の工夫

1. 基本は「仰向け」を目指す
できる範囲で、仰向け寝を基本の姿勢にしていくのが理想です。
- 頭・首・背骨がまっすぐになりやすい
- 顎が左右どちらかに強く引っ張られにくい
- 頬や口元への圧力が少ない
すぐに完璧に仰向けだけ…とする必要はありませんが、
「寝始めは仰向け」「うつ伏せになっていることに気づいたら体勢を戻す」など、少しずつ意識していくとよいでしょう。
2. 枕の高さや硬さを見直す
枕が高すぎたり、極端に低すぎたりすると、顎の位置が不自然になり、首や顎の筋肉に負担がかかることがあります。
- 首のカーブが自然に保たれる高さか
- 頭が沈み込みすぎず、横向きになっても顔が真横を向く程度か
一度、寝た状態を横から家族に見てもらうと、客観的な姿勢が分かっておすすめです。
3. うつ伏せ寝を減らす工夫
うつ伏せでないと寝つけない、という方は、
- 抱き枕を使って「横向き+仰向けの中間」の姿勢にする
- 胸元やお腹にクッションを抱えて、うつ伏せになりにくいようにする
といった工夫で、完全なうつ伏せになる時間を減らしていくのもひとつの方法です。
歯並びが気になるときは「寝方だけで判断しない」ことが大切
「自分の歯並びは寝方のせいなのか?」
「子どものうつ伏せ寝が、全部原因なのでは?」
と心配される方もいますが、実際には、レントゲン・かみ合わせ・舌や口の使い方などを総合的に見て判断する必要があります。
- 骨格的な要因が大きいのか
- 癖や習慣の影響が強そうなのか
- すでに噛み合わせにズレがあるのか
- 矯正でどこまで改善できるのか
これはご自身だけで判断するのは難しいため、気になり始めたら一度、矯正歯科でチェックしてもらうのがおすすめです。
河合歯科矯正歯科での診断とサポート
河合歯科矯正歯科では、「歯並び」だけではなく、
- 顎の位置・顎関節の状態
- 噛み合わせのバランス
- 舌の位置やお口周りのクセ
- 日常生活・寝方や姿勢の習慣
といった点も含めて、総合的に診断しています。
例えばこんなご相談も歓迎です
- 子どもがいつも同じ向きで寝ているが、歯並びに影響しないか心配
- 大人になってから歯並びの左右差が気になり始めた
- 顎が片側にずれている感じがあり、寝方との関係が知りたい
- 矯正を検討しているが、生活習慣も含めてアドバイスがほしい
必要に応じて、
- 矯正治療のご提案
- 日常のクセや寝方のアドバイス
- 歯周病や虫歯のチェック
などもあわせて行い、お一人おひとりに合ったケアを一緒に考えていきます。
まとめ:寝方は「歯並びを守る生活習慣」の一部

歯並びは、
- 生まれつきの骨格や歯の大きさ
- 子どもの頃の習慣
- 大人になってからの噛み方・姿勢
など、多くの要素が重なってつくられます。
寝方もそのひとつの要素として、見直して損はありません。
- できる範囲で仰向けを基本に
- うつ伏せ・極端な片側寝を減らす
- 枕や寝具を見直す
といった小さな工夫をしながら、
歯並びや噛み合わせが気になる場合は、矯正専門医に相談してみてください。
「自分や家族の寝方と歯並びが気になってきた…」という方は、ぜひ一度、河合歯科矯正歯科のカウンセリングへ。
現在のお口の状態と生活習慣を一緒に振り返りながら、
今からできる対策や矯正の選択肢をご説明いたします。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
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カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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