交叉咬合(クロスバイト)と鋏状咬合(シザーズバイト)の違いとは?

大人の矯正歯科2026/1/6

「歯並びはそこまで悪くないと言われたけれど、噛みにくさがある」 「左右どちらかでしか噛めていない気がする」 このようなお悩みの背景に、 交叉咬合(クロスバイト) や 鋏状咬合(シザーズバイト) といった噛み合わせの異常が隠れていることがあります。 どちらも専門的な名称のため分かりにくく、 見た目だけでは気づきにくい不正咬合です。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

交叉咬合(クロスバイト)とは?

交叉咬合(こうさこうごう/クロスバイト)とは、本来は「上の歯が外側・下の歯が内側」で噛み合うべきところ、上下の歯が横方向に交差した状態で噛み合っている噛み合わせを指します。

分かりやすく言うと、上の歯が「内側」下の歯が「外側」に位置して噛んでいる状態です。

前歯だけに起こる場合は「前歯部交叉咬合」、奥歯だけに起こる場合は「臼歯部交叉咬合」と呼ばれます。
特に多いのは、左右どちらか一方だけに起こる「片側性交叉咬合」です。

交叉咬合が起こる主な原因

上顎の成長不足

上顎の横幅が十分に成長しないと、上下の顎のバランスが崩れ、下顎が外側にはみ出すような噛み合わせになりやすくなります。

指しゃぶり・舌癖

長期間の指しゃぶりや、舌を前や横に押し出す癖は、顎の正常な発育を妨げ、交叉咬合の原因となることがあります。

口呼吸

口呼吸が習慣化すると、舌の位置が下がり、上顎が内側に成長しやすくなるため、噛み合わせのズレにつながります。

交叉咬合を放置するとどうなる?

・片側だけで噛む癖がつき、顎に負担がかかる

・顎のズレや顔の左右差が強くなる

・特定の歯だけがすり減る

・将来的に顎関節症を引き起こすリスクが高まる

鋏状咬合(シザーズバイト)とは?

鋏状咬合(はさみじょうこうごう/シザーズバイト)とは、交叉咬合とは逆に、上下の歯がまったく噛み合わず、ハサミのようにすれ違っている状態を指します。

分かりやすく言うと、上の奥歯が「外側に倒れすぎている」、下の奥歯が「内側に倒れすぎている」状態です。結果として、噛んでも歯同士が当たっていません

奥歯に起こることが多いため、見た目では非常に分かりにくく、本人はしっかり「噛めているつもり」なことが多いのが特徴です。

鋏状咬合が起こる主な原因

上下顎骨の発育不全

下顎が小さい場合、歯が並ぶスペースが不足し、歯同士が押し合うことで奥歯が傾きやすくなります。
特に、第二大臼歯(7番)や第三大臼歯(親知らず)は、上顎結節と呼ばれる骨の端を越えて生えてくるため、外側に飛び出すように生えやすいのが特徴です。

親知らずの影響

第三大臼歯が早期に形成・萌出すると、手前の第二大臼歯を押して傾かせ、鋏状咬合の原因になることがあります。

咬合力の不均衡

上下の歯が正しく噛み合っていない状態が続くと、噛む力が一部の歯だけに集中してしまいます。
本来は全体で分散されるはずの力が偏ることで、噛み合っていない歯は刺激を受けないまま徐々に伸びてきたり(挺出)、反対に噛み合っている歯は過度な負担がかかり、すり減ったり揺さぶられたりします。
このような不均衡な状態が続くことで、歯は少しずつ傾いたり位置がズレていき、鋏状咬合を引き起こす原因となります。

鋏状咬合を放置するとどうなる?

・奥歯で噛めず、前歯に過剰な負担がかかる

・食事がしにくく、噛む力が十分に使えない

・噛み合っていない歯が伸びてくる(挺出)

・将来的に被せ物や入れ歯が非常に作りにくくなる

鋏状咬合は、見た目以上に機能面の問題が大きい噛み合わせ異常です。

交叉咬合と鋏状咬合の決定的な違い

噛み合わせ

交叉咬合(クロスバイト)

上下の歯が交差して噛む

鋏状咬合(シザーズバイト)

上下の歯が噛み合わない

起こる部位

交叉咬合(クロスバイト)

前歯・奥歯どちらも

鋏状咬合(シザーズバイト)

ほぼ奥歯のみ

見た目

交叉咬合(クロスバイト)

気づかれやすい場合あり

鋏状咬合(シザーズバイト)

非常に気づきにくい

主な問題

交叉咬合(クロスバイト)

顎のズレ・顔の左右差

鋏状咬合(シザーズバイト)

噛む力が使えない

矯正治療で改善できる?

交叉咬合・鋏状咬合ともに、矯正治療で改善できるケースが多い不正咬合です。
ただし、「歯の問題なのか」「顎の骨格の問題なのか」によって、治療法の選択は大きく変わります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して行う矯正治療です。
透明で目立ちづらく、取り外しができるため食事や歯磨きも普段通りおこなうことができます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かす矯正治療です。
銀色の装置が目立ちやすく、食事や歯磨きの際に不便さを感じることがある点はデメリットといえます。
一方で、装置を装着していれば特別な操作をしなくても治療が進むため、自己管理の負担が少なく、計画通りに歯並びを整えていくことができます。

気になる方は
まずは無料矯正相談へ

交叉咬合(クロスバイト)や鋏状咬合(シザーズバイト)は、「歯並びがそこまで悪くないから大丈夫」と思われがちですが、噛み合わせに大きな問題を抱えていることが少なくありません

当院では、精密検査をもとに噛み合わせを診断し、矯正が必要かどうか、必要な場合は治療期間や費用についても丁寧にご説明しています。

「自分の噛み合わせを一度きちんと診てもらいたい」「矯正が必要かどうかだけ知りたい」という方も、どうぞお気軽に無料矯正相談へお越しください。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

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