歯並びは何で決まる?生まれつきだけじゃない、その仕組み
歯科全般2026/1/12
「歯並びって遺伝?」「自分のせい?」「子どもの歯並びはもう決まってるの?」そんな疑問を持つ方は多いです。本日は、歯並びは何で決まるのかということについて整理してお伝えします。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
Contents
1. 歯並びを決める「生まれつき」の要素
まずは、持って生まれた体の特徴が歯並びにどう影響するかを見ていきましょう。
顎(あご)の大きさ・形
歯が並ぶ「土台」となるのが顎(あご)の骨です。
- 顎が小さい → 歯が並ぶスペースが足りず、ガタガタ(叢生)になりやすい
- 顎が大きい → 歯と歯の間にすき間ができ、すきっ歯になりやすい
- 上顎・下顎の前後バランス →
- 上顎が前に出ていれば 出っ歯(上顎前突)
- 下顎が前に出ていれば 受け口(反対咬合)
この「顎の大きさ・位置関係」は、骨格として遺伝の影響を受けやすい要素です。
歯の大きさ・本数・生え方
歯そのものの特徴にも個人差があります。
- 1本1本の歯が大きい
- 歯の本数が多い・少ない(先天的な欠損・過剰歯)
- 歯がねじれた向きに生えてくる
こうした違いも遺伝的な要素が関わっています。
「親子で似た歯並び」というのは、顎の大きさ+歯のサイズや本数が似ているために起こりやすいのです。
2. 歯並びを決める「後天的な要素(癖・習慣・環境)」

もうひとつ重要なのが、生まれてからの生活習慣やクセです。
特に、顎や歯が成長中の子どもの時期には、大きな影響を与えることがあります。
指しゃぶり・おしゃぶり・爪噛みなどのクセ
長期間続くと、前歯や顎の位置に影響しやすいクセです。
- 指しゃぶり・おしゃぶり → 前歯が前に出る・開咬(前歯が噛み合わない)
- 爪噛み・ペン噛み → 一部の歯に力が集中し、傾きやすい
とくに 3〜4歳以降も強い習慣が続いている場合 は、歯並びへの影響が心配されます。
口呼吸・舌のクセ(舌癖)
- いつも口が開いている
- 飲み込むとき、舌を前歯の間から押し出している
- 舌がいつも下に落ちている(低位舌)
こうした状態が続くと、
- 顎の成長が十分に進まない
- 歯列が狭くなる
- 出っ歯・開咬・すきっ歯などにつながりやすい
といった影響があります。
姿勢や噛み癖
- 片側だけで噛む
- 頬杖をつく
- うつ伏せ寝・横向き寝が極端に多い
これらも、長年続けば顎の位置・歯並び・噛み合わせの左右差につながっていきます。
3. 「乳歯の時期」も歯並びを決める重要なターミナル

「乳歯の歯並びはどうせ抜けるから…」と思われがちですが、実はとても重要です。
乳歯の虫歯・早期の抜歯
- 乳歯が虫歯で崩れてしまう
- 早く抜けてしまう
こうしたことがあると、隣の歯が倒れ込んでしまい、本来永久歯が生える場所がなくなることがあります。
結果として、
- 永久歯が内側・外側にズレて生える
- ガタガタの歯並びになる
など、後の歯並びにダイレクトに影響が出てきます。
乳歯の時期の「噛み方」も影響する
柔らかいものばかり食べていると、顎の発達が不十分になりやすいと言われています。
- 顎が十分に広がらない
- 歯の並ぶアーチが小さいままになる
その結果、永久歯が並びきれずガタガタになりやすいこともあります。
4. 歯並びは「何で決まる?」をまとめると…
歯並びを作っている要素を整理すると、次のようにまとめられます。
生まれつきに近いもの(変えられない部分)
- 顎の大きさ・上下のバランス
- 歯の大きさ・本数・形
- 骨格的な出っ歯・受け口の傾向
あとから影響するもの(工夫できる部分)
- 指しゃぶり・口呼吸・舌癖・爪噛みなどのクセ
- 姿勢・頬杖・片側噛み
- 食生活(噛む回数・食品の硬さ)
- 乳歯の虫歯や早期の抜歯
「生まれつき決まっている土台」+「生活習慣や環境」
この2つが重なって、今の歯並びができている、と考えるとイメージしやすいかと思います。
5. 大人の歯並びも、今から変えられる?
「もう大人だから、今の歯並びは仕方ないのかな…」
そう思われる方も多いですが、大人になってからでも歯は動きます。
大人の矯正でできること
- 歯を少しずつ動かし、
→ ガタガタ・すきっ歯・出っ歯・受け口などを整える - 噛み合わせを整え、
→ 噛みにくさや顎への負担を軽減する - 見た目だけでなく、磨きやすさ・将来の歯の残りやすさにも良い影響
ただし、大人の場合は
- 歯周病の状態
- すでに入っている被せ物・ブリッジ
などを考慮する必要があるため、きちんとした検査と計画作りが大切になります。
6. 子どもの場合は「成長」を味方につけられる

一方、子どもの矯正治療では、顎の成長そのものをコントロールするような治療も可能です。
- 顎を広げて、歯が並ぶスペースを確保する
- 上下の顎のバランスを整える
- 悪いクセ(舌癖・口呼吸)をトレーニングで改善する
これにより、「将来の本格矯正をしなくて済む」「矯正が必要になっても軽く済む」といった可能性もあります。
7. 自分では判断しにくいからこそ、専門家の診断が大切
歯並びを見ただけでは、
- 遺伝的な骨格の問題なのか
- クセや生活習慣の影響が大きいのか
- どこまで矯正で改善できて、どこが難しいのか
をご自身で判断するのはとても難しいです。
河合歯科矯正歯科では、
- レントゲン
- お口の中の写真
- 噛み合わせ・顎の動きのチェック
などを通して、「今の歯並びが何によって決まっているのか」を丁寧に分析したうえで、治療の必要性や方法をご説明しています。
8. まとめ:歯並びは「選択」で変えられる部分も多い
歯並びはたしかに、遺伝や生まれつきの影響を受けます。
ですが、
- 子どもの頃の習慣
- 乳歯のケア
- 大人になってからの矯正治療
などによって、今から変えられる部分もたくさんあります。
「歯並びは何で決まるの?」と気になったそのタイミングが、
“自分の歯並びをきちんと知る” 最初の一歩です。
河合歯科矯正歯科では、
- お子さまの将来の歯並びが心配な保護者の方
- 自分の歯並びを今からでも整えたい大人の方
どちらのご相談も歓迎しております。
「うちの子は大丈夫?」「この歯並びは矯正すべき?」など、
気になることがあれば、どうぞお気軽にカウンセリングへお越しください。
一緒に、あなたの歯並びが“何で決まっているのか”を整理し、これからできる選択肢を考えていきましょう。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
症例写真
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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