矯正後に「噛みやすくなった」と感じる理由とは?
大人の矯正歯科2025/10/20
「歯列矯正をしたら、食べ物が噛みやすくなった気がする」矯正治療を終えた方からよく聞かれる感想です。では、なぜ矯正をすると“噛みやすさ”が実感できるのでしょうか?その理由について詳しく解説します。
このページの監修者
河合歯科 矯正歯科
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噛みやすさは「噛み合わせ」に大きく影響される

人間の歯は、上下が正しく噛み合うことで効率的に食べ物を噛み切ったり、すり潰したりできます。しかし、歯並びが悪いと、特定の歯だけに負荷がかかったり、上下の歯がうまくかみ合わず、咀嚼効率が落ちてしまったりするのです。
たとえば、
- 出っ歯(上顎前突)の方は前歯でうまく食べ物を噛み切れず、
- 開咬の方は奥歯だけで噛んでしまい、顎関節に負担がかかりやすく、
- ガタガタした歯並びでは、食べ物がうまく噛み砕けず消化に負担がかかる
といった問題が起こります。
矯正治療によって噛み合わせが整うことで、これらの問題が解消され、自然と「噛みやすくなった」と実感できるのです。
歯の接触面が増え、力が分散される
歯並びが整うと、上下の歯がより多くの面でしっかりと接触するようになります。
その結果、
- 一箇所に力が集中しにくくなり、
- 咀嚼する際の力を全体で分散できるようになり、
- 食べ物を効率よく細かくできる
といった効果が得られます。
また、歯の接触点が安定することで、噛んだときの「違和感」や「ガクガク感」も軽減されることが多いです。
食べ物の味も変わって感じる?

面白いことに、矯正後は「味の感じ方が変わった」とおっしゃる方もいらっしゃいます。これは、しっかりと噛めるようになることで唾液の分泌が増え、味を感じやすくなるためと考えられています。
また、片方の歯でばかり噛んでいた癖が改善されると、舌や口の中の使い方にもバランスが取れて、食事の楽しみが増すというお声もあるほどです。
より長く「噛みやすさ」を実感するために
矯正後の噛みやすさを保つには、保定(リテーナー)をしっかりと続けることが大切です。後戻りをしてしまうと、せっかくの整った噛み合わせも崩れてしまうため、自己判断でリテーナーの使用をやめず、歯科医師の指示に従いましょう。
また、定期的なメンテナンスも重要です。噛み合わせに小さなズレが生じても、早めに対処すれば大きな問題に発展しません。
噛み合わせが気になる方は、まずはご相談ください

「食べ物が噛みにくい」「食事が疲れる」「片側でしか噛んでいない気がする」そんなお悩みをお持ちの方は、一度歯列矯正のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
河合歯科矯正歯科では、丁寧な噛み合わせチェックと、症状に応じた最適な治療提案を行っています。矯正に不安がある方にも、しっかりとご説明したうえで進めてまいりますので、お気軽にご相談ください。
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河合歯科 矯正歯科
当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
症例写真
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。
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