お風呂に入ると歯が動きやすくなる?~矯正治療と血流・代謝の関係~

大人の矯正歯科2025/10/6

矯正中の方で、「お風呂に入るとマウスピースが少しキツく感じる」「調整後の痛みが増す気がする」と感じたことはありませんか?実はそれ、体の血流や代謝の変化と関係しいるのです。 今回は、矯正中の方が気になる「お風呂と歯の動き」の関係について解説いたします。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

お風呂に入ると体温・血流が上がる

お風呂に浸かると、体温が上がり、血流や代謝が活発になります。これはとても自然な反応で、冷えた体を温めたり、老廃物を流すために役立ちます。

この血流の変化は、矯正中の歯や歯ぐき、骨にも少なからず影響を与えます。歯列矯正では、歯に力を加えることで骨のリモデリング(破壊と再生)が進みますが、この代謝活動には酸素や栄養素を運ぶ血流がとても重要なのです。

歯が「動きやすくなる」わけではないけれど…

「お風呂に入ったら矯正が早く終わる」というような即効性はありませんが、以下のような間接的な影響があります。

◎血流アップ → 代謝が活発に

骨代謝がスムーズになることで、矯正の過程が順調に進みやすくなります。温かい状態では細胞の動きも活発になり、歯ぐきや歯槽骨の回復・再構築がスムーズになります。

◎マウスピースがキツく感じる理由

体温が上がると、口の中の組織がわずかに膨張するため、マウスピースがきつく感じることがあります。装置がしっかり歯にフィットすることで、「動いている実感」が強まる方も。

◎痛みを感じやすいことも

血流が増えることで神経が敏感になりやすく、調整直後などは少し痛みを感じることも。痛みが気になる日は、ぬるめのお風呂でゆっくり温まるのがおすすめです。

入浴を活かして矯正をサポートするには?

矯正の効果を高めるというよりも、「治療を快適に進める」「血流を良くして回復を促す」といったサポート的な意味合いで、以下の工夫を取り入れてみてください。

・シャワーより湯船に浸かる

忙しくても、週に数回は湯船に浸かる習慣を持つと◎。ぬるめのお湯で15分〜20分が理想です。

・就寝前の入浴で回復促進

夜に入浴すると、リラックス効果とともに寝ている間の骨代謝もサポートされます。矯正装置をつけている時間が長くなる夜間に、代謝が高まるのは好循環です。

・入浴後はこまめな水分補給も忘れずに

代謝が上がった状態では体内の水分も失われやすいため、水分補給で体の機能を整えることも大切です。

まとめ:お風呂は矯正の“間接的な味方”

お風呂に入っただけで歯がグイグイ動くわけではありませんが、血流と代謝を促すことで、矯正治療を内側から支えてくれる存在なのです。とくに冷え性の方や、回復力が落ちてきたと感じる年齢の方にはおすすめです。

矯正治療中は、装置のお手入れや通院だけでなく、日々の暮らしの中の小さな工夫が治療成果を大きく左右します。気になることがあれば、いつでも河合歯科矯正歯科までご相談くださいませ。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

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