
矯正後に必要な「リテーナー」とは?後戻りを防ぐ大切な装置
大人の矯正歯科2025/7/28
今回は、矯正後の“仕上げ”とも言えるリテーナーの役割や種類、装着のポイントについて、詳しくご紹介します。
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科
Contents
矯正治療の「最後のステップ」
保定(ほてい)とは?
歯列矯正で動かした歯は、そのままにしておくと、少しずつ元の位置に戻ろうとする性質があります。これを「後戻り」と呼びます。なぜ後戻りが起きるかというと——
- 歯の周りにある歯根膜や骨がまだ安定していない
- 噛み癖や舌の動き、姿勢などの日常習慣が影響
- 成長途中の子どもでは骨格の変化によっても歯が動きやすい
こうした理由から、矯正後には“歯を定着させるための期間”=保定期間がとても重要になります。
リテーナーとは?どんな装置なの?

リテーナーとは、矯正後の歯並びを安定させるための装置で、「保定装置」とも呼ばれます。見た目はマウスピースやワイヤーに似ており、以下の2タイプがあります。
① マウスピースタイプ
- 透明で目立ちにくく、日常生活でも快適
- 食事や歯みがきの時に外せる
- 使いやすく清潔を保ちやすい
▶︎ 毎日決められた時間つける必要があります(初期は20時間以上装着が基本)
② ワイヤータイプ
- 主に前歯の裏側にワイヤーを接着
- 外れにくく、自己管理の負担が少ない
- 食事中も装着したままでOK
▶︎ つけっぱなしなので忘れる心配はありませんが、歯みがきの工夫が必要になります。
リテーナーの装着期間は?

保定の期間は個人差がありますが、一般的には以下のようなステップで進みます。
時期 | リテーナーの装着時間 |
---|---|
矯正終了〜6か月 | 原則「一日20時間以上」装着(食事・歯みがき以外はつける) |
6か月〜1年半 | 徐々に装着時間を短縮(就寝時中心) |
それ以降 | 基本は「夜間のみ」の使用を継続(数年〜長期) |
※ 後戻りが起きやすい方は、より長く使用する場合もあります。
歯が安定するまでの時間は人によって異なるため、定期的な通院と相談が大切です。
リテーナーをさぼるとどうなる?
「ちょっと面倒だから今日は外しちゃおうかな…」そんな油断が、せっかくの矯正成果を失う原因になることも。
- 少しずつ歯がズレてしまう
- 噛み合わせが不安定になる
- 再治療が必要になるケースも…
保定は“仕上げの治療”であり、“美しさを守るための習慣”でもあるのです。
河合歯科矯正歯科では、
保定までしっかりサポートします
千葉ニュータウンの河合歯科矯正歯科では、矯正治療が終わった後も、リテーナー装着・メンテナンス・定期チェックまで、しっかりサポートを行っています。
- リテーナーの使い方がわからない
- 装着中に違和感がある
- 後戻りが心配
そんなお悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。
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当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
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経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
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カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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