
マウスピース矯正とポリウレタンアレルギーの関係は?素材の安全性と対応策をやさしく解説
歯科全般2025/7/22
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科
Contents
ポリウレタンってどんな素材?
ポリウレタンとは、プラスチックの一種で、柔らかさと弾力性を兼ね備えた高分子素材です。その特性から、以下のような用途に幅広く使用されています。
- 衣類(スポーツウェア・下着・靴底など)
- クッション材や合皮製品
- 医療器具(カテーテル、ドレッシング材など)
- 歯科用マウスピース(矯正装置)
特にマウスピース矯正で使われるポリウレタンは、口腔内での長時間使用を想定して設計された、医療グレードの高耐久・生体適合性の高いタイプです。
ポリウレタンアレルギーとは?実際にはまれな反応
一般的に、ポリウレタンはアレルギーを起こしにくい素材とされています。しかし、ポリウレタンに含まれる未反応の化学成分(イソシアネートなど)や、製造時の添加物・可塑剤(やわらかくするための成分)に対してアレルギー反応を示す方もまれに存在します。
【主な症状】
- 皮膚の赤み・かゆみ・かぶれ
- 口腔内の違和感・荒れ・ヒリヒリ感
- 重症例では、アナフィラキシー様の反応
ただし、マウスピースに使用される医療用ポリウレタンは、極めて純度が高く、添加物も制限された安全性の高い製品が使われており、アレルギー反応が起きるケースは非常にまれです。
それでも不安がある場合はどうすればいい?
ポリウレタンに対して過去に肌トラブルや違和感を感じたことがある方、またはアレルギー体質に不安のある方は、以下の対応でリスクを下げることが可能です。
①事前に素材の確認をする
多くの矯正用マウスピース(たとえばインビザラインやクリアコレクト)は、「ポリウレタン系熱可塑性樹脂製」とされています。製造元によって微妙に素材の組成やコーティングが異なるため、必要であれば事前に素材情報を開示してもらうことが可能です。
②パッチテストや試用の相談
皮膚科でのパッチテストを受けたり、マウスピースを短時間試用して様子を見たりするなど、身体に合うかどうかを確認する方法もあります。
③症状が出た場合はすぐに医師へ相談
装着後に以下のような症状が出た場合は、自己判断せずにすぐに歯科医師へご相談ください。
- 舌や粘膜がピリピリする
- 唇や口の中が赤くなったり腫れたりする
- 装着部位に違和感や痛みが続く
早めの対応で、装置の変更や他の治療方法を検討することができます。
河合歯科矯正歯科では「素材への不安」にもしっかり寄り添います
千葉ニュータウンの河合歯科矯正歯科では、アレルギーの不安がある患者さまに、素材や安全性の情報をわかりやすく丁寧にご説明しています。
- 「アレルギーがあるかもしれない…」
- 「少しでも不安がある状態で矯正を始めたくない」
- そんなお気持ちを、どうぞ遠慮なくご相談ください。
マウスピース矯正に使用されるポリウレタンは、高い生体適合性と安全性を持つ素材です。アレルギーのリスクはごくまれではありますが、ご自身の体質に不安がある場合は、事前に確認・相談することで安心して治療がスタートできます。
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当院はこれまで
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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