IPRとは?
IPR(アイピーアール)は、主に歯列矯正で用いられる“歯と歯の間のスペースをわずかに削って確保する”処置のことです。正式名称は「Interproximal Reduction(近心・遠心面のエナメル質削除)」で、軽度の叢生(歯のガタつき)や歯の幅が大きい場合に、抜歯せずに歯を並べるためのスペースを生み出します。
どんなときに必要?
・軽度〜中等度の叢生(ガタつき)
歯の重なりが小さな場合、抜歯せずに0.2〜0.5mm程度ずつ削るだけで十分なスペースが得られます。
・歯の幅を均一に整えたいとき
歯1本あたりの幅をわずかに調整することで、より美しいアーチ(歯並び)を形成できます。
・抜歯リスクの低減
抜歯を回避したい方や、骨格的に抜歯が難しいケースでの代替手段として有効です。
処置の流れ

診断・シミュレーション
口腔内スキャンやレントゲンで歯の厚みを正確に把握し、どの部位をどのくらい削るかを綿密に計画します。
削合
微細なダイヤモンドバーや研磨ストリップで、歯の隣接面を少しずつ削ります。1歯あたり合計0.4mm程度を超えないよう慎重に処置をおこないます。
測定・調整
定規や特定のゲージで削合量を確認し、計画通りのスペースが確保できているかチェックします。
研磨・フッ素塗布
削った後はエナメル質の表面を滑らかに研磨し、フッ素を塗布して初期虫歯を予防します。
IPRは安全なの?
IPRで歯を削ると「虫歯リスクが高まってしまうのでは?」とご心配になるかもしれません。IPRで削るエナメル質は1歯あたりわずか0.4〜0.5mm程度とごく薄く、歯の保護層は十分に残ります。適切に処置すれば虫歯リスクが高まりませんのでご安心ください。
人の歯のエナメル質は通常、平均して1.5~2.0mmの厚みがあります。IPRでは、このうちごく表層の1歯あたり最大でも0.4~0.5mm程度しか削りません。専用のダイヤモンドバーや研磨ストリップは、予め細かな刻み(0.1mm単位)で削合できるよう設計されており、歯科医師は必ず測定ゲージやデジタルスキャンデータを用いて「どの歯のどの面を何mm削るか」を事前にシミュレーションします。
IPRや抜歯をともなう矯正もおまかせください

当院では一人ひとりに合わせた最適な治療方針をご提案し、ご納得いただいてから治療をスタートいたします。無理な勧誘や押しつけはいたしませんので、どうぞ安心してお越しくださいませ。
千葉ニュータウン中央駅から徒歩2分の河合歯科矯正歯科では、これまで1,275件の矯正治療を手掛けてきました。積み重ねてきた経験と知識を基に、お1人お1人に合った適切な治療をご提供いたします。当院の矯正治療について詳細は以下のページをご覧くださいませ。
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河合歯科 矯正歯科





当院はこれまで
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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