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矯正計画を守るための正しい対処法

マウスピース矯正中に起こりがちなトラブルの一つが「マウスピースの紛失」です。外出先や洗面所、旅行中など、ふとした瞬間に「手元にない!」と気づくことも。
でもご安心ください。正しい対処をすれば、矯正計画への影響を最小限に抑えることが可能です。
ここでは、マウスピースをなくしてしまったときの対応を「紛失したタイミング別」に詳しくご紹介します。
現在使っているマウスピースを
なくした場合

装着から1週間未満の場合
歯がまだ新しい位置に安定していないため、ひとつ前のマウスピースに戻すのが基本です。なるべく24時間以内に再装着できるようにしましょう。空白期間が長くなると、歯が元の位置に戻ってしまうリスクがあります。
装着から10日以上経っている場合
矯正医の判断によっては、次のステップのマウスピースに進める可能性もあります。ただし、歯の動きが予定より遅れていると、マウスピースが合わなかったり、痛みが出ることもあるため注意が必要です。
いずれにしても、まずはクリニックに連絡してください。歯の動き方は人によって異なるため、自己判断で次のステップに進むのは危険です。写真や装着感の報告をもとに、医師から臨時の指示を出してもらうこともできます。
手元に何も残っていない場合
(今の分も1つ前の分もない)

この場合、一時的に治療が中断します。再スキャンやマウスピースの再製作が必要となる可能性があり、追加費用や治療期間の延長が発生することもあります。
応急処置としてできること
- 一時的に装着を中止し、クリニックからの指示を待つ
- 歯が戻ってしまう前に、1週間以内の受診を目指す
次のマウスピースを
すでに持っている場合
すでに次のマウスピースを受け取っている場合でも、医師の確認なしに装着を進めるのはNGです。歯の動き方には個人差があり、予定とずれているとマウスピースが浮いたり、痛みが出るリスクがあります。
マウスピース紛失による主なリスク
- 歯の後戻りによる治療の後退
元の位置に戻ると、再スタートが必要になることも。 - 矯正計画のズレ
歯の動きが予定と異なると、最終的な仕上がりに影響します。 - 追加費用・治療期間の延長
再スキャン・再製作が必要になると、コストも時間もかかります。
紛失を防ぐための4つの習慣

- 外したら必ず専用ケースに入れる
- 食事の際に紙ナプキンなどに包まない(レストランで誤って捨てがち)
- 洗面所やトイレでは外さない
- 1つ前のマウスピースは必ず保管しておく
もしものときは
すぐにクリニックへ連絡を

マウスピースの紛失は、誰にでも起こり得ます。大切なのは「早めの対応」と「自己判断をしないこと」です。少しでも不安があれば、すぐにクリニックへご相談ください。早期対応こそが、矯正計画を守る最大のポイントです。
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科





当院はこれまで
1,665件の矯正治療を
手掛けてきました。
これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。
症例写真








カウンセリングとは別の日に検査をお受けいただく場合には、検査費用として別途3,150円を頂戴しております。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。
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